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[長期留学] アメリカ オハイオ州立大学




国際総合学類4年次3年 國井薫 留学先: アメリカ オハイオ州立大学 留学期間: 2014年8月~2015年5月


★ 留学を志したきっかけ、そして現在の国、大学を選んだ経緯について教えてください。

もともと英語や海外生活に興味があり英語圏での留学を希望していましたが、一番の決め手は2年生の秋ごろに行われた大学の留学フェアです。実際にオハイオへ留学した先輩からの話を聞き、大きな大学でアメリカらしい生活を体験したいと思いこの大学を選びました。



★ 留学に行くためにどのような取り組みを行いましたか?

(TOEFL等の語学勉強、GPA等の成績向上、面接練習、教授とのコネクション作りなどについて) 個人での対策が難しかったスピーキングとライティングについては2年時にTOEFL特別講座を受講しカバーしました。また日常的にネットでTEDを見たりアメリカのラジオを聴くなどしたりと、英語に慣れる努力をしました。

留学情報、奨学金情報などは毎週更新されていたので度々支援室や留学生センターに通い情報収集をしていました。生の体験談を聞いたり相談に乗ってもらったりする意味で先輩との縦の繋がりは最も大切だったと感じています。



★ どんな街に住んでいますか?

オハイオ州の州都であるコロンバスという町に大学のキャンパスがあり、10か月間そこで生活しました。ダウンタウンや大学の周りはかなり発展しており賑やかで、少し離れた場所にはモールもいくつかあったので生活に困ることはありませんでした。日本と比べまだ安全面では不安はあるものの、日本人向けのレストランや雑貨店もあり比較的便利で過ごしよい街だと思います。





★ おすすめのレストランやスポットを教えてください!

大学の真向かいにあるギリシャ料理屋が美味しかったので、授業終わりにご飯を食べる行きつけの場所になっていました。また音楽や演劇が好きだったためダウンタウンにあるオハイオシアターにもかなり足を運び、定期的にバレエやミュージカル、オーケストラを楽しんでいました。放課後に通っていた大学図書館もきれいで設備が整っており、日々課題と格闘した思い出の場所です。



★ 現地の人々の生活、また自身の生活を教えてください。

こちらの学生は放課後のみならず、授業の合間など僅かな時間でもいたるところで道具を広げ勉強しているという印象です。天気の良い日は、大学内の芝生で日光浴やキャッチボールしている学生も多くほのぼのとしていました。また夏から冬にかけてのフットボールシーズンは、毎週試合が行われており、大学チームの応援グッズを身に着けていないと浮いてしまうほどの盛り上がりでした。

基本的に平日は授業と予習、休日は友人と買い物へ行ったり大学のイベントに参加したりという日々を送っていました。毎日フル稼働で活動していると体も心も疲れてしまうので、何もせずのんびりする日も設けバランスを保つようにすることが重要だと思います。



★ 授業の様子について教えてください。

ほとんどの授業は筑波と同じようなレクチャー中心で行われていましたが、私の受講したクラスの2~3割はディスカッションベースでした。授業によってばらつきはありますが、ほとんどの授業は毎回リーディング課題が出されるうえテストも多く、経験したことない苦しさがありました。ですが基本的に講義内容は面白く、「授業に飽きた」と感じたことはほとんどありませんでした。

留学中は専攻の国際学/経済学に加え、都市計画実習、ジェンダー学、チョコレート科学など興味があるものは進んで受講し幅広く学べました。専攻に関わらず自由に講義を組める面は留学生の利点ではないかと思います。



★ 一番嬉しかったことや楽しかったことは?

個人的に辛かったジェンダー学の最終レポートで教授から高評価をもらったことが嬉しかったです。ディスカッションベースの授業で、何を話し合っているのかわからずに授業が進んでいくこともあり、正直心が折れそうになることもありました。しかしそれでは何も学べないと感じ講義後に教授に質問したり友人に助けてもらったりと、何とか理解できるように努力しました。学期末に取り組んだ日本文化とアメリカ文化に対する批評レポートを教授から褒めてもらったことは、とても印象強く、味わった苦労が報われたような爽快な経験だったと思います。



★ クラブ活動や課外活動、旅行などについて教えてください。

友人を増やすことと日々のストレスを発散することを目的に、大学のダンスサークルに所属していました。自分自身ダンスの経験は無く、夜遅くまで練習が続くこともありましたが、「留学生」という枠から抜け、ほかの学生と共に同じ立場でダンスを作り上げるという貴重貴重な経験を通し成長できたと思っています。

友人を増やすことと日々のストレスを発散することを目的に、大学のダンスサークルに所属していました。自分自身ダンスの経験は無く、夜遅くまで練習が続くこともありましたが、「留学生」という枠から抜け、ほかの学生と共に同じ立場でダンスを作り上げるというな経験を通し成長できたと思っています。 思います。(ちょうど筑波と東京のような感じです。)



★ 一番ときめいたことは?

留学先大学のフットボールチームが全国大会で優勝した時は、パブリックビューイングに来ていたみんなで飛び上がって喜びました。数え切れないチームの中から優勝を勝ち取ったという貴重なことだったので、大学のみならず街中がお祭り騒ぎになりました。

また大学でおこなわれたアーミッシュ村への旅も、念願がかなった瞬間だったので個人的にときめきました。昔ながらのスタイルを守り続ける人々の生活に触れ、アメリカ文化の多様性、面白さを目の当たりにした経験だったと思います。






★ 留学生活を振り返ってみて、成長したと思うところや学んだことを教えてください。

課題や様々なイベントに追われた留学生活を通じ、自己管理能力がついたと感じています。また異文化の中であっても「適度に周りに流されつつ、自分を貫く」という心のバランスを保ち、余裕と自信を持って日々を過ごせるようになったことも自分の成長した点だと思います。さらに、それまで想像でしかなかったアメリカの生活を実際に経験すると、思いがけず日米の相違点に数多く気づかされ、日本への愛着も今まで以上に強くなったのは意外でした。



★ その国や地域に対して持っていたイメージと現実はどう違いましたか?

アメリカ人のイメージとして「個人主義」が強かったのですが、他人のことを自分のことのように気にかけ、助け合おうとする精神は日本人以上にあると感じました。またオハイオは思っていた以上に白人社会で、郊外へ行くと黒人やアジア系の姿はほぼ見られませんでした。地域や人々に根付いた宗教の深さも、実際の生活を通じて感じ取ることができたと思います。



★ 留学を希望している筑波大生へのメッセージを!

留学に行く前も、行ってからも、一番大切な事は「ほんの少しの勇気」です。大変なこと、立ち向かいたくないことも多々ありますが、少しだけ勇気を奮って行動してみると物事は案外上手く進んでいきます。たとえ行き詰まっても一人で抱え込まず周りに助けてもらうことも忘れないでください。あっという間の1年間ですが、なるべく多くを吸収し、経験値に変えて、留学を楽しんできてくださいね!

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